退職者が出たときは、会社の問題点を見つけるチャンス。でも、見て見ぬふりがほとんど・・・。:いーぷら Style

2012年10月12日

退職者が出たときは、会社の問題点を見つけるチャンス。でも、見て見ぬふりがほとんど・・・。

「社員旅行を満喫した翌日に退職届けを提出し、有給休暇を消化して退職する。」
前代未聞の辞め方だと思いませんか?


退職者が出るということは、
退職者からみれば、その会社に対して”何らかの不満があると思われていることある”といことです。

とくに営業職においては、20人入社したら、半年以内に10人辞めるという企業は
珍しいコトではありません。

だから、「営業」という職種は嫌煙される傾向にあり、
求人の多くは営業職であったりします。

この話を聞いても、「営業職って大変なんだな〜」と思って終了してしまう人が多いのですが、
それは、あたりまえにしてはいけない問題だと僕は思っています。

「何らかの不満がある」として辞める人がたくさんいるということは、
それは、”会社側にも問題がある”という視点で物事を見なければいけないはずです。

誰も辞めない会社がいいとは言いません。
残念な話ですが、会社員でいる限り安定したお給料を頂くことができるので、
それを目的に”会社にしがみつく”という人もいます。

辞めていくという人は、
「このままこの会社にいて安定的なお給料を得るよりも、辞めて違う会社に行った方が良い」
と判断したということです。

極論かもしれませんが、
社員がそう思っている会社であれば、お客様にもそう思われている会社である可能性があります。

「この会社の社員が提供するサービスよりも、他の会社の社員が提供するサービスの方が良い」

なぜなら、会社を好きでもない社員が提供するサービスは、
情熱や、絶対の自信をもってお客様にオススメするということはしないからです。

この問題は、放置せずに見直さなければ、ならないと思いませんか?
ある会社で実際に起きた話を例に考えてみます。

それは、文頭で紹介した、
社員旅行を満喫した翌日に退職届けを提出し、有給休暇を消化して退職
という例です。

この辞め方は、衝撃的すぎると思いませんか?

会社のお金で旅行を満喫した後に退職届を提出し、
退職日までは有給休暇をとるとは、なんて非常識な人間なんだ!

と思うかもしれません。
(実際、あまり褒められた社会人ではなかったと判断されていた方でしたが・・)

さらに、その退職した方は狭い地域の競業他社に転職が決まっているということですから、
驚きです。

恐らく、一生その会社の人とは接することはしないだろうという前提で退職したのだと思います。


今回は、その方の人間性がどうだというようなことではなく、
会社側がなぜそんな社員を作ってしまったのか?という部分に焦点を置きます。


その方は約3年間その会社の営業マンとして就業していました。

通常3年も一緒に仕事をしていれば、それなりの情がわくものですが、
その3年間で育んだ情を一種ににして破棄してしまう辞め方をしたことから、
恐らく会社に対し相当の恨みのようなものがあったのだと思われます。

会社としては、その相当の恨みが何なのかを明確にしなければ、
数年後に再び同じような出来事が起こる可能性が高いということに注目しなければなりません。

辞めるだけならまだしも、もしかしたら会社の営業マンという立場を悪用して、
良からぬことをされたら、その損害は計り知れません。

では、実際にその会社はどう対処したのでしょうか?
答は、「何もしなかった」です。

その辞めた方の部門長が、「あいつはおかしい奴だった」と
自分の責任にならないように、責任は退職した本人に押し付けて終了です。

そしてまた新たに、営業の社員を採用しています。


では、この会社のこの対応は珍しいのでしょうか?
実は、何も珍しいことはなく、ごくごく当たり前の日常的な話です。

では、やはりこの退職した人が非常識な人間だったために起きた、
仕方のない問題だったのでしょうか?

そうかもしれませんが、そうとも言い切れないが私の答えです。


実は、その会社は数年前に、その部門の営業マンが、
不正行為を働いたことが明るみになったために退職者が出ています。

つまりその部門には、何らかの問題を抱えているということがわかります。

実は、その会社の社長もそのことは承知の事実ですが、
何が問題であるのかが分からず、頭を悩ませています。

どうしていいかわからないので、とりあえずその場しのぎですまし、
何かのタイミングで改革をしようと考えている最中に起きた事件(?)だったのです。


この会社の場合、原因はその部門の部門長にあるのですが、
その部門長がいなくなると、その部門の営業力が地に落ち、
その部門が赤字になってしまうと考えられるため、責任を取らせることはできませんでした。

社長としては、その部門の責任者のように営業力のある人間を数多く作りたいと思い、
責任者というポストに置きました。

しかし当の本人は、部下を育てるという建前の下、
自分にとって都合の良い部下を作ろうとしているので、実際には部下の育成には繋がらず
社長としてはどうしたら良いモノかと悩んでいるのです。

その部門を廃止にしたくても、その部門で使えている社員は、
他の部門での仕事をさせるのは難しく、その選択はしたくない。

何とか、次の人材が育って、その部門を立て直して欲しいというのが社長の願いです。
そのタイミングを待つため、見て見ぬふりをするしかないという選択をしているのです。


私からの提案は、
「その部門で日ごろ何が行われているのかを、社長が介入して改善していく」
ということです。

結局事件は現場で起きているのです(笑)。

ですから、事件を解決するには、現場に行くしかないということですね。

ひと言で言ってしまえば、とっても簡単ですが、
実際は結構面倒だったりもするので、大変です。

でも「退職者が出た。」という事実から、現場を見直し、改善へと繋がることを考えれば、
それはとても大きなチャンスということです。

その大きなチャンスを多くの企業は見て見ぬふりをしてしまうのは、
とっても勿体無いことだとおもませんか?

事件は、現場で起きてんだ!ってセリフ、
実は理にかなっていて、本当の名言だったのだな〜としみじみ思いました。


本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
posted by 伊藤 at 19:42| Comment(0) | ビジネスネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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